大根's ITブログ

ITとか開発ツールとかビジネスとか色々

「このファイルのOSSライセンス何?」を解析するツールなど

世の中には色々なOSSライセンスがありますが、「これ何ライセンスだ?」というタイミングは山ほどあると思います。

今回はそのような場合に使えるツールをまとめます。随時更新。

askalono

(もともとamazonがホストしていた気がするが…)

https://github.com/jpeddicord/askalono

Sørensen–Dice を算出してライセンスの候補を出すスキャンツールです。Rustで書かれてる。

実行イメージなんかはこちらに書いてある。なんだか使えそうだね。

参考:askalono - オープンソース・ソフトウェアのライセンスを特定 MOONGIFT

lc

licensecheckerの略らしい。Go製。ブログはこちら

https://github.com/boyter/lc

go-license-detector

なるものがあるらしい。なんだかとても精度が高いようです。

https://github.com/src-d/go-license-detector

以下ブログで紹介されていた。

https://labs.cybozu.co.jp/blog/akky/2019/01/go-license-detector-tells-you-license-from-source-codes/

licensee

https://github.com/licensee/licensee

GItHub社製のツールらしい。Ruby実装。ライセンス検知。どうもlicensedのライセンスファイル検索で使われているようだ

参考:licenseeをインストールしてライセンス情報を取得する - やってみる

ScanCode toolkit

https://github.com/nexB/scancode-toolkit

nexB社製。有名らしい。

FOSSology

https://www.fossology.org/

言わずと知れたやつ。ハンズオンの資料とかはこちらにある。

https://github.com/OpenChain-Project/Japan-WG-General/tree/master/Compliance-Tooling/FOSSology/Hands-on

Monk

https://github.com/fossology/fossology/wiki/Monk

FOSSologyのエンジンの一つ。

テキスト類似度による検出。精度は高い。

Nomos

https://github.com/fossology/fossology/wiki/Nomos

FOSSologyのエンジンの一つ。

正規表現による検出。精度は高くない。

ninka

http://ninka.turingmachine.org/

https://github.com/dmgerman/ninka

日本人の方(Yuki Manabeさん)もAuthorになっている。調べると論文とか出てきて面白い。FOSSologyからも使えるようだ(インストールしてる場合のみ)。

Atarashi

https://www.slideshare.net/ShaneCoughlan3/fossology-two-new-approaches-for-license-scanning

FOSSologyにプルリクが行われているという、ライセンススキャナ。機械学習らしい。ちなみに名前の由来はやはり日本語らしい。

f:id:daiconnnnnnn:20210211180131p:plain

licenseclassifier

https://github.com/google/licenseclassifier

Google製。

LiD

https://source.codeaurora.org/external/qostg/lid

Linux Foundationが持っているやつっぽい。

最後に

どうやらスキャナーを比較するプロジェクトもあるようである。今は動いていないようだ。

https://github.com/maxhbr/LicenseScannerComparison