大根's ITブログ

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セミナー企画(BtoB)したことない奴がセミナーをやる意味について調べたのでまとめてみた

先日、自社製品のセミナー企画をやらされたんですよ。初めてやったんですけどね。

その時に「セミナーって何でやってるんだろうなぁ」と思ってしまったのですよね。

製品を売るためってのは分かってるんだけど、だったらセミナーより良い方法はいくらでもあるだろと。投資対効果が微妙なんじゃないかと。

というわけで色々調べたら知らないことが色々出てきたのでこちらに書いておこうと思う。初心者の参考になれば良き。

セミナーの目的とは - 何も知らないver.

基本的には、

「リード(見込み顧客)を収集する」

というのが目的になるだろう。これは何も疑いようがなく思える。

ただ自分の場合はなんか気持ち悪かった。リードの収集ならもっと効率良い方法があるだろうと。なので一回いろいろ調べることにした。

そもそも見込み顧客(リード)ってなんだ

とにかく、まずはこれだ。

リードなんてのは完全に理解していると皆が思っているが、意外と奥が深い(気がする)。調べていくとマーケティングの世界には以下の用語があることに気づく。

  • 潜在顧客
  • 顕在顧客
  • 見込み顧客

潜在顧客

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  • 自社の製品・サービスを知らない顧客
  • 存在を知れば購入や利用の可能性のある顧客
  • 自分のニーズを認識している場合、していない場合がある

顕在顧客

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  • 自分のニーズを理解している顧客
  • 自社の製品・サービスを知っている顧客

見込み顧客(リード)

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  • 企業によって用語の定義が異なる
  • 顕在顧客と定義したり、顕在/潜在両方と定義したり
  • 将来のクライアントになる可能性があるという点は一致

リードの本来の活用方法は?

やはりセミナーをやるからにはこれを理解する必要があった。リードの活用方法は以下らしい。

  • 「獲得」して「育成」して「絞り込み」するもの
  • 獲得:リードジェネレーション
  • 育成:リードナーチャリング
  • 絞込:リードクオリフィケーション
  • この辺は本来はマーケティング部門の仕事っぽい

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セミナーの役割は?

ここまで来るとようやく分かった気がした。

要はセミナーというのは「獲得」の役割だけでなく、「育成」の役割があるのだ。

というか、「育成」を行う取り組みとしてセミナーは最適すぎる。

セミナーの目的とは - セミナーちょっと分かるver.

最初に戻るが、セミナーの実施目的は上記のとおりリードの獲得と育成だ。

なので獲得だけが目的ではないので、効率が悪くてもやる意味はあるのだ。

逆を言うとリードの育成を意識していないセミナー企画ちょっとどうなの?ということ。ぶっちゃけ自社はあまり意識していないのでアレだ。まぁいいけど。

というわけで、なんだかマーケの世界では超絶基本事項っぽいが意外と知らなかった件を書いておく。以上

補足

調べてるとマーケティングとかインサイドセールスとか色々と仕事名が出てくるが概ね以下のような役割分担があるらしい。以上。

https://roboma.io/blog/marketing/relationship-between-inside-sales-and-marketing/

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