結局GitHubのアカウントは会社と個人でまとめるべきか?
考えなきゃいけなくなったので調べたことを書いておこうと思います。
GitHubのルールと対応事例
有名な事例としては以下がある。
GitHub利用規約では以下のような記載がある。
1 人の個人または 1 つの法人が複数の無料「アカウント」を保持することはできません
本件について、上記記事では次のように記されている。
GitHub社のソリューションエンジニアであるikeike443氏に確認していただきました。 会社用に新たに作成したアカウントは有料GitHub組織に所属しているが、そのアカウント自体は無料アカウントであるため、この規約に準拠していないと返事をいただきました。またGitHubというサービス自体マルチアカウントで使うような設計になっていないため、GitHub社としてはアカウントの一本化を推奨するとのことでした。
要は、無料アカウントを同一人物が個人用&会社用でそれぞれ持ってしまうのは利用規約に非準拠であるという話だ。
また、GitHubからはアカウントをマージする手順なんかも出ており、
ここには以下のように、複数アカウントを持つことが非推奨である旨が記載されている。
「お勧めします」という文言が気になるが、まぁGitHubとしてはやはりアカウントの一本化が推奨であるということは間違いがないだろう。
これに対する皆さんの声
実際のところ、無料アカウントを個人と会社で使い分けているところは存在していると思う。
例えば以下のような記事もあるくらいだから、皆さんどうなんだ?と思ったりする。
ということで、色々と世間の声を確認。
GitHubの親会社、Microsoft社員さんからは以下のとおり。
マイクロソフト社員もGitHubの利用では個人アカウントを使っています。個人アカウントでマイクロソフトのOrganizationに参加、二要素認証を強制、って感じです。 / 全社的に会社用GitHubアカウントを廃止した件 https://t.co/0NKrwEd8cn
— Toru Makabe (@tmak_tw) 2019年4月11日
うむ。やはりそうなのですねーという感じ。
色々とある意見の中で個人的に気になったのは、「私用アカウントを会社に紐づけて身バレしたくないのだが?」という点。これについては元記事のFAQで回答が書かれていた。
Q. 私用アカウントを会社に紐づけて身バレしたくないのだが?
「新しい社内レギュレーション」では私用のGitHubアカウントで会社リポジトリにアクセスすることを推奨してはいますが、必須とはしていません。 新しく無料アカウントを作ると規約非準拠となるので、そちらは会社としては非推奨になりますが、新しく有料アカウントを作って利用することは可能です。 まだ社内事例がないため、社内レギュレーションには記載していませんが、そちらの支払いについては社内でこれから検討が必要です。
なるほど、必須とはせず、会社の有料アカウントを作って利用することは可能ということか。
つまり、
- 個人アカウントで業務したい人→アカウント統合
- 個人アカウント業務したくない人→有料のアカウント取る
とするのがベストっぽい。
でも実際これやるとなると不平等感がでるような。難しいですねぇ。
まとめ
とりあえず調査結果は以上。
実際のところ無料アカウントを複数持ってる人たちはたくさんいそうなのでなんとも言えないが、先人たちの情報を参考に検討していこう。